FUTURE CARE CLUB第15回定例会│介護分野における生産性向上について
2019年9月13日(火)、JR新宿ミライナタワーにて、介護業界の健全な発展を目的に発足した経営者団体「FUTURE CARE CLUB(FCC)」主催の第15回定例会が行われました。
(テーマ:「介護分野における生産性向上について」)
登壇者:田中 滋 氏
プロフィール
・公立大学法人埼玉県立大学理事長
・慶應義塾大学大学大学院経営管理研究科教授
医療経済学、医療経営学の領域で様々な業績を発表しており、地域包括ケアシステム研究の第一人者。
厚生労働省社会保障審議会委員、医療介護総合確保促進会議座長、協会けんぽ運営委員長等を歴任。
田中氏は、「介護分野における生産性向上について」これまでの歴史的背景や、多職種などの例を交え解説して下さいました。
多職種と比べた際に「介護職員1人あたりでケアできる要介護者数」がほぼ横ばいで続いており、約3.2~4人の間を推移し続けているのが現状とご説明頂きました。
今後の高齢化社会に向けて、現時点から「介護職員1人あたりでケアできる要介護者数」の改善方向に進まなければ、高齢者人口が増す際に均衡が取れなくなってきてしまいます。
その為「介護の生産性向上」は重要な位置づけとなっているとのことでした。
「介護の生産性向上」には、人材育成や、情報共有の効率化なども挙げられますが、地域包括ケアシステムの進化や行政に頼らないような私達一人一人のマインドチェンジが必要とお話し頂きました。
その他の興味深いお話が多くありましたが、
今回は参加会員様限定の講演の為、詳細は割愛させて頂きます。
お忙しいところご講義下さいました田中氏を始め、ご参加頂きました企業様誠にありがとうございました。
引き続き魅力的な勉強会等を行って参ります。
次回は、以下の日程を予定しております。
皆様のご参加を心よりお待ち申し上げます。
10月29日【火】19:00~20:30
開催場所:東京都新宿区新宿4-1-6
JR新宿ミライナタワー8階(新宿駅直結)
講演者:株式会社ケアリッツ・アンド・パートナーズ 太原 有理 氏
内容:「新卒・中途採用成功の秘訣」